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日商簿記3級の検定対策

こんにちは、菊陽校講師Yです。


9月9日に開講致しましたIT簿記マスター科ですが、
もう少しで簿記3級の講義が終了します。


そこで、本日は
日商簿記3級の検定対策
と題しまして、
どのようにすれば合格できるか
ということをお話ししたいと思います。


まずはじめに、検定試験に共通で言えることだと思いますが、
合格点以上の点数をとれば合格
という当たり前のこと。
ですが、これを裏返すと
100点は取らなくてもよい
つまり、試験範囲すべてが完璧でなくてもよい
ということになります。

日商簿記の場合は、100点中70点以上取れれば合格です。
したがって、75点から80点取れる計画を立てておけば合格できると思います。

例えば、
配点が3点しかないところにこだわって、その後の問題を解く時間を失う
というようなことは、合格するという目標と一致しません。

特に、
3級なんて楽勝!!と思っている方
完璧主義の方
はご注意ください。


それでは、具体的な得点計画を見ていきたいと思います。

日商3級の問題と配点は次のようになっています。

第1問(20点)    仕訳の問題
第2問(8~12点)   帳簿の問題
第3問(30~32点)  試算表の問題
第4問(8~12点)   伝票OR訂正仕訳OR勘定記入の問題
第5問(28点~32点) 精算表の問題

第3問と第5問の配点が高く、この2つの攻略が重要になります。

得点計画と時間配分は次のようになります。

   (目標得点/配点例)(時間)
第1問   16点/20点   20分
第2問    0点/ 8点   10分
第3問   32点/32点   30分
第4問    4点/12点   10分
第5問   28点/28点   30分

合 計   80点/100点  100分(残り20分は見直し)

もう少し細かく見ていきます
第1問 16点/20点
第1問は仕訳の問題です。仕訳5問×4点となっており、部分点はありません。
全範囲からまんべんなく出題されますので、ヤマを張るのは禁物です。
仕訳自体、他の問題を解く基礎になります。
同じ問題で構わないので、繰り返し解いて、確実に解答できるようにしてください。
20分を目安に最低4問正解を目指してください。

第2問  0点/ 8点
第2問は帳簿の問題です。さまざまな問題形式で出題されています。
配点が少ない割に手間がかかることが多いので、
(第4問との比較になりますが)後回しにすべき問題です。
他で計画通り得点できれば合格なので目標は0点としました。

第3問 32点/32点
第3問は試算表の問題です。掛明細表を合わせて作成するものもあります。
部分点が与えられる採点方法で4点×8か所または3点×10か所となることが多いです。
資料が多く、時間はかかりますが、難易度は低いので満点が狙えます。
スピードを上げるために練習が必要になります。
目標は満点ですが、集計が合わなくてもこだわらず、見切りをつける必要があります。
30分を目安に次の問題に進んでください。

第4問  4点/12点
第4問は伝票OR訂正仕訳OR勘定記入の問題です。
こちらも第2問と同じくバラエティに富んだ出題がされています。
第2問よりは解きやすいことが多いので、得点したいところです。
(第2問と合わせて)最低でも4点、得意な分野なら満点が目標です。

第5問 28点/28点
第5問は精算表の問題です。第3問と同じく部分点が与えられます。
やはり、4点×8か所または3点×10か所となることが多いようです。
検定合格には避けて通れない問題ですが、
決算整理でやることは決まっています。
決算整理仕訳を完璧にして、問題練習を繰り返し、
推定問題も解けるようにしてください。
目標は満点、ただし当期純利益が合わなくても
30分使ったら次の問題に進んでください。

問題を解く順番は

1→5→3→4→2
1→3→5→4→2

がよいと思います。

以上、得点計画と時間配分ですが、
見てきたとおり、第1,3,5問が重要で、(この3つで合格点が取れるのですから)
いずれも反復練習が必要です。
特に、問題を見たらすぐ仕訳を書けるように練習してください。

皆様の健闘をお祈りしております。
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